当社では、日頃本社で事務員として働いている女性スタッフによる「職場環境の改善」のアドバイスのために現場を訪れる「女性環境パトロール」を定期的に行っています。
我々、工事の担当者だけでは気付かない点を、日頃現場にいない人の視点から指摘してもらう。また「男ばかり」では気付かない点を女性の目線から指摘してもらう。
そういった目的を持って始めたこの取り組み。
しかし、最近は別の「目的」を感じるようになりました。
彼女たちの仕事は事務担当なので、「地盤改良工事」とか「埠頭用地造成」とか、用語として聞くことはあっても、それが何なのか、というところまでは知らないことが多い。
ですが、やはり土木の会社に勤めていて、自分の会社が「何をしているのか」「何を作っているのか」を知らないというのは勿体ない。
それに、同じ事務の仕事をするにしても、その中身がどんなものなのかを知っているのと知らないのとでは、仕事の面白みも変ってくる(だろう、いやそうあって欲しい)。
一方、現場の我々からするとどうか。
事務員さんたちは、土木の専門的な知識を持っている訳ではないので、その人たちにどんな風に説明すれば、現場の状況や概要を理解してもらえるか。説明する側のスキルアップにもつながります。
たびたび、記事中で書いているのですが、土木の現場の面白さは我々のアピール不足でまだまだ世の中に知られていない。もっとアピールしていきたい。
知識を持たない人に説明する機会は、そのためのスキルを磨くための場にもなる。
もっと多くの人に、現場の面白さを伝えていけるように。
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