「段取り」の段取り

現場のあれこれ

土木の世界には「段取り八分」という言葉がある、というのは以前にも書いた気がしますが。

今、読んでいるお医者さんが書いた本の中に、「優秀な外科医の言葉で”手術は、準備段階で9割終わっている”」という言葉がありました。

おぉ、おんなじやん。と勝手に共感しつつ。まぁ、命がかかったお医者さんと我々とでは「成否」の重みがだいぶ違いますが。

私は、この「段取り」があまり上手な方ではありません。どちらかと言えば下手な方。

理由は簡単。準備が遅い。それに尽きる。

それに気づいて、このところは「早めの段取り」を心がけているのですが、その中で気づいたのは「段取り」するにも段取りが必要なことがあるなぁ、ということ。

字面を見れば「なんのこっちゃ」かもしれませんが、何か物事の準備をする場合に、さらにその前提条件を整理したり整えたりしないと準備が整わないことが結構あるな、ということ。

今、来週の竣工検査とその後の撤収に向けて準備をしようとしていますが、その中でも「ポンプは残すのか、次の工事に引き継ぐのか」とか、「車が入れるように、一部分法面を壊していいのか悪いのか」とか、そのあたりを発注者との間で決めておかないと、「じゃぁ、機械が必要だ」とか「人力でやるしかないな」とか、決まって来ない。

本当に当たり前の事、ではあるんですけどね。これが意外と出来ていないまま「何とかなるやろ」と放置していて、当日「どうする?」となることも多いので。

現場事務所に、朝が来た

コメント

タイトルとURLをコピーしました