「重力」と「摩擦力」

土木の現場あるある

土木の現場にいると、普段の生活の中ではそれほど意識をしない「重力」と「摩擦力」を感じることが多くあります。

と書くと、なんだか気取った感じですが、要は「資材や道具を持ち運ぶ機会」が多い、ということ。

そして、それが意外と体力を使う、ということ。

まぁ、世間一般の「土木」のイメージは、「肉体労働」なのでしょうから、あながち間違ってはいない、のですが。

ただ、今は機械化も進み、そして機械も随分進歩しているので、昔みたいに「ツルハシやシャベルを担いで」みたいなことは減っています。

が、力仕事もあるにはあります。

今回の現場において、最大の「肉体労働」は、「水替え(排水)」用のホースの移動。

これです。

このホース、ホース自体はそれほど重くはありません。特に、2インチ用(ホースの口径が約5㎝)の場合。

が、これを引っ張る、となると、、、。

結構な「摩擦力」がかかって重くなります。

摩擦力の原理のとおり、ホースが長くなるほど、そして地面が粗ければ粗いほど、そしてホース内に水が残るなどして重くなればなるほど、、、引き手にかかる力も大きくなります。

以前、「鉄腕ダッシュ」という番組の中で、身体を鍛えるのが趣味というADさんが「仕事をしながら、筋トレが出来る」と豪語していましたが、まぁ、それに近いですかね。

まぁ、適度に身体を使っていた方が、健康のためにはいい気がしますが。

今日も、「摩擦力」と「重力」とお付き合いしながら、現場は進んでいきます。

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