うかつに物が言えない世の中

台風19号の被害の状況が明らかになっていくにつれ、台風の風による災害よりも、凄まじい雨による豪雨災害と、それに伴う土砂災害だったのだなぁと思わされます。

そんな中、自民党の二階幹事長の「まずまずに収まった」という発言を巡って、またもや偏向メディアと、仕事をしない野党の皆さんが「けしからん！」と息巻いているようですが。。。

いや、まぁ言い方の問題ではあるけれど、正直な感想ではないのかな。

僕は、この二階さんという政治家は全く好きではありません。しかし、この程度の発言を捉えて、やいのやいの騒ぐのは全く馬鹿げていると思う。

今回の台風については、これまで日本に来た中でも最大級の大きさ・勢力の強さであり、先に来た台風15号での被害を考えれば、もっと激甚な被害になることも予想されていたはずだ。

少なくとも、九州で生まれ育って、毎年のように台風に悩まされている僕たちからすると、台風に慣れていない東日本で、このクラスの台風が来た場合に、どれくらい被害が出るか分からない、というのが正直なところだった。

だから、この「まずまず」という発言は、「想定していたよりも被害は少なくて済んだ」ということだろうと思う。

しかし、政権批判しか頭にない既存メディア（新聞、テレビ、ラジオ）と、いつも通り仕事をするより人のあら捜ししかしない野党の皆さんは、「見識を疑う！」とか、「非常識だ！」などと鬼の首をとったかのように騒ぎ立てる。

そんな暇があったら、被害者のために何ができるのかを考えるのが国会議員の仕事だろうに。

この数年、国会でまともな議論がなされただろうか。

まともな議論もできない国会議員は、給料泥棒だと思う。

不用意な発言をする政治家よりも、もっと罪は重いと思う。