せっかく、今年はぶつからないで済むようにと色々と気を配っていたつもりなのに、結局些細な事から喧嘩になってしまった。
自分が「ここは」と思うところについては、言い方はとにかく謝って、妻が色々言うことについてはもう無視をした格好で、何とか子供たちが風呂から上がってくる前にその場は収めたけれど。
僕の気持ちは、全く収まらない。
でも、それを妻に言ったところで1㎜も譲らないことは分かっているので、食器を洗い、風呂に入り、「先に寝るわ」と一声だけかけて寝室に行った。
次の日になっても、モヤモヤは晴れない。
やはり、この人と生きていくのは無理じゃないだろうか。
見きりをつけて、他の人を探した方がお互い幸せなんじゃないだろうか。
そんなことが、再び頭をよぎる。
その日は、妻は12時過ぎまで帰って来なかった。
帰ってきたところで、この立ち直っていない気持ちの状態では、また喧嘩になるだけだ。
気持ちを立て直すために。僕はしばらく滞っていた、趣味の模型作りを再開した。
こういう時、時間を問わずに一人でできて、お金のかからない趣味というのはありがたい。
翌日のこと。朝、普段通りに出社の準備をしていたのだが、妻が「上の子の友達の○○ちゃんとこ、「今度喧嘩したら、離婚する」って言ってたんだけど、本当に離婚したみたい。○○ちゃん、転校したんだって」と言ってきた。
それを聞いて、上の子が「パパとママも、喧嘩はするけど、そこまではないよね」と。
答えに詰まってしまった。そういうことも、あり得るなぁと思ってしまったから。
今、僕の中では、色々言われたことがショックなんではなくて。
色々と心を砕いていても、結局無意味だったことにショックを受けているのだ。
僕たち夫婦は、そういう関係なんだ。数か月から半年に一回こうやってぶつかることも、しょうがないんだ。そんな風に考えたりもするのだが、、、。
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