海の真っ只中

現場のあれこれ

今度の現場は、「苅田港新松山地区」という埋立地の中。

以前も書いたのですが、ここは昔は海の真っ只中だったところ。

それも、陸地近くではなく、結構な沖合。

現在の現場周辺は、下のような形。

以前のこのエリアはと言うと、

1947年。今から75年前。

1947年 松山 (国土地理院資料より)

赤丸を書いたあたりが今の現場付近。写真左側の海に突き出ている場所が、現在の地図の一番左側に移っている山の場所。当時の海岸線から、沖合に2.5㎞ほどの地点。

1975年には、現在我々が現場事務所を置いている辺りまで埋立がすすみます。

1975年 新松山地区(国土地理院資料より)

それでも、まだまだ海の真っ只中、という感じ。

空港、港湾、道路の交通の利便性が高く、工場用地としての需要が高い立地条件と、周辺に多くの浚渫土砂が生じる重要航路を抱え、土砂処分の必要性が高いという条件が重なり、海が埋め立てられていったのでした。

現場から、陸の方を見るとなんだか不思議な気分になります。(矢印の山の麓がかつての海岸線)

DCP PHOTO

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